カウンセリング【初日】①

事の発端は何だったんだろう。

確か母と口論になって、後悔して、全身が痺れたり、左手が動かなくなったり、身震いを繰り返したりして、

悪い出来事は全部私のせいって頭の中で繰り返し繰り返し唱えたりし始めて

歩いてる途中で涙がボタボタって落ちてきてびっくりして

あー、もうダメだ。って自覚した。

精神科に行こうかなって思ったけど

、眠れてるし、まだ我慢できる範囲内だし、今別に薬が欲しいわけじゃなかった。

で、行き着いたのがカウンセリング。60分8000円。

そこそこするけど、自分を助けないとまた鬱病になってしまうと、思った。

鬱病再発したら、仕事できないし、8000円ではすまない損失。周りへのダメージも考えると、安い気もして。

予約のメール。

これが意外となかなか送信できなかった。

あー、やっぱり私弱いんだー。壊れそうなんだー。結局ダメなやつ。我慢が足りない。努力が足りない。所詮欠陥品。

そんな事が頭の中渦巻いて、送信がなかなか押せない。

ごめんなさい。ごめんなさい。を心で何回も繰り返しながら、やっと送信できた。

私が苦しんでた症状は何だか曖昧で、別に治らなくても生きていけない程ではなかったんだけど。

左手が、時々おかしくなる。それが最近頻繁だった。握りしめ過ぎて、右手で解かないとグーのままになってしまう。

でもこれ、たぶん思い込みだ。

空気が時々飲み込めない感じがする。でもこれも多分、思い込み。

体の一部に突然急激な緊張が走る。でも長くても3分。仕事に集中してる時はならない。空き時間とか移動時間とか、特にやる事がないとやってくる感じがする。

病気か病気じゃないかは分からないけど、日常生活出来てるし、精神科のお世話になる程じゃない。

かといって、カウンセラーさんに、こんな下らない事で来るなよ、って思われる気がした。

予約した後も、数日間ずっと、私はダメな人間だー、下らない事でお金払ってカウンセリング受けるどうしようもないやつだー、って思いが離れなかった。

なんでこんなに、ネガティブなんだよう。ここから出たい。この小さなネガティヴの箱に閉じ込められて出れない感じから出たい。

そんな事も思ってた。

そもそも、なにを話そうかな、うまく話せるかな、それを考えると『どうしよう』のループにハマって、

仕事が入って、予約した日に行ける時間だったけど、なんとなく3日後に予約取り直したりした。