ナナホシテントウ。
理科の授業で、鏡の反射を勉強するらしく、今日はその的を作ったんだって。
虫にしたよ。なんの虫だと思う?
カブトムシ?
そんな難しいのかけない。
アリ?
ちっちゃすぎ。
ちょうちょ?
それは女っぽい。
カッパ?
カッパは妖怪だよ。
あー、わかった、てんとう虫だ。
正解!正確にはナナホシテントウね。止まったら幸せになるんだよー。
そーなの??ナナホシテントウ、ママのところにも止まるかなぁ。
ママはもう幸せだよー。俺がいるから大丈夫だよー。
なんて優しい子だろう。
私が今、傷だらけなの知ってるんだろうなぁ。隠しきれてないなぁ。
息子は私のナナホシテントウだ。幸せだなぁ。
息子は幸せかなぁ。私の息子でよかったかなぁ。
幸せなのに、時々死にたくなっちゃうのはどうしたらいいんだろう。
抱えて生きていくしかないんだろう。
昨日と同じ今日。今日と同じ明日。
そうやって流れて一生は終わる。
アダルトチルドレンだからとか、もはや私にとっては最後の逃げ道だったのかもしれない。ダメな自分を正当化したかっただけかもしれない。人のせいにしたかっただけかも。
ただ、乗り越えられない弱い人間だと、すごくはっきりと自覚した。
欠陥品は欠陥品らしく、完成品よりも努力が必要なのに、完成品にもなれないまま、根を上げた。
そんな人を誰が認めるだろう。
不良品は、廃棄所分されても仕方がない。
私は息子のナナホシテントウになれているのかな?私がいて幸せですか?
息子以外の皆さんは、私みたいな欠陥品はいない方がいいですか?
ごめんなさい。今日は酷く落ち込んでいます。