心は沼っぽい
人の心って沼っぽい。最初は普通に歩けるけど、なんかずぶずぶはまっていくし、はまりすぎると抜けなくなるし、すぽって抜けちゃうし。
綺麗ではないところも、中が見えないところも。
人しれずの場所にあって、誰も気づかないとか。
人の心っていうか、私の心が沼っぽいんだ。湖の人もいるよね、多分。
暗いんだ、私。真っ暗。入るな危険ってやつだ。
こどもがいなければ、お前と結婚したと思うよ。って言われた。
正直な人だなあ、と思った。でもそんな人、いらない。
こどもがいない私は存在しません。だからそんな事起こり得ない。
悲しくはないけど、残念。やっと距離感つかめる人と出会えたのにな。
でもいいや。やっぱり一人のほうが私らしいし、私なんかが恋愛なんて気持ち悪い。
恋愛だって。沼のくせに。綺麗な湖みたいな人達のする事を、私なんかが。
だから、私は一生泳げない。