尊い命。
数日前、飼っていたハムスターが亡くなった。
少し食欲落ちたなぁ、と思った2日後の朝、天に召されていた。
寿命だったのか、病気だったのか、飼い方が悪かったのか、事故か、分からないけど、ハムスターは帰ってこない。
息子とたくさん泣いた。息子から、最期は笑顔で埋葬しようと提案されたけど、涙が止まらなかった。
息子はお墓に大好きだったおやつを並べた。ありがとうってつぶやいていた。
毎日餌をあげて、掃除していた習慣が抜けない。どこで寝てるかな?ってちらっと見るとそこにはもういない。
すごく可愛かった。いつもただいま、おやすみ、おはようって話しかけてた。
生き物だから、死は避けられない。人間に比べたら短い命。でも、命の重さは同じだ。私はあの日以来空虚な気持ちでいる。
小屋を見ないようにしている。いて欲しくて泣いてしまうから見ない。でも癖で、見てしまう。お腹すいたかな?あ、いないんだった。そんな事を繰り返している。
ハムスターなんて、また飼えばいいとは、思えない。少し時間をかけてゆっくり受け入れよう。
息子と私は空元気で過ごしている。お互いをそうやって励ましあってる。今はとにかく笑おうって。あの子もきっとその方が喜ぶよって。
自分の命は大切に思えないのに。でもなんだかんだ、大事なんだろう。大事だから今も死なずに生きているんだろうな。
身勝手な人生だな。私。
明日もまた、私は生きる。それがきっと普通の毎日。