うそ、ほんと、日常。

なんかいろいろ失敗だらけの私の日常。

2ヶ月もの間。

母と口をきかなくなって、2ヶ月近く経とうとしている。

最近は過ごしやすさを感じ始めた。接しない事が正解なのかもしれない。

それでも時々泣きたくなる。夢で母が優しかったりすると、とても悲しくなる。

私のせい。私が悪い。早く罰を受けたい。そんな暗くて重苦しい気持ちが膨らんでくる。

電車に乗るのが苦手で、パニック障害ではないんだけど、このところまた、乗りにくくなってきた。

乗れないことはない。頑張ればいい。降りたい気持ちを我慢すればいいだけだ。特に何も起きないし。

昔から私は母の思い込みで育ったなぁと思う。あなたはこれが好きでしょ?あなたはこれが嫌いね。あの子は嫌ね。あの人はいい子だから好きでしょ。この服が好きね。

それは、母の好みで決められていた。未だに食卓にお茶碗がでない。私が白米を嫌いだと思っている。私もそう思っていた。息子は大好きで美味しそうにおかわりをするから、私も食べ始めた。

美味しかった。私好きなんだ、と思った。今は自分でご飯を用意する。別に普通なのに、私がご飯を食べる姿を見たらどう思われるんだろうと思って不安になる。迷って迷って、誰も見ていない隙にサッと食べるようにしている。

親戚の人がうちに来た時に、私に何か質問しても母が全部答えていた。
最近までずっと。姉が時々きて、仕事忙しいの?とか、会話に出てくる私への質問には母が全部答えていた。

母は私の全ては知らないから、時々違う事を答えるけど、私は違うのになぁと、思うだけで訂正はしない。面倒だから。

私は少しおかしいからか、私が素直に話すのを母は嫌がる節がある。人と違う事を言ったりしたりするのを嫌がっているのか、人より劣っている事を悟られないように見栄を張っていたのか、それは分からない。

同じように息子に、今日の遠足どうだった?みたいな事を私が聞くと、母が答えていた。私は息子に聞いてるの、と言うと、好きにしたらと大抵言われていた。

私みたいに、自分の好き嫌いも分からない、自分の意思を人に伝える事が出来ない子にしたくなかった。

何が食べたいか聞かれて答えても、なんでそんなもの、みたいに言われるから言わなくなったら、じゃあ夕飯はあなただけなしね、と言われるようになった。

私は仕方がないと思って部屋にいると、食事の時間なのになぜ来ないんだと怒られた。可愛くないと。

かわいくない。

長年母が私に思っている事。

私はちっともかわいくない。心がかわいくない。娘のくせにかわいくない。それが歪んで、人に愛される自信が全くないのかもしれない。

私は何をしてもしなくても、かわいくないから。

ただ普通に、生きたかった。
普通に電車に乗りたいだけなのに、ここで過呼吸を起こして、家に連絡がいったりしたら、またみっともないと怒られる気がする。

みっともない。かわいくない。人様に迷惑をかけ続けてまで、生きている価値が自分ではもう分からない。私が死んだら、家のローンはなくなるし、生命保険は降りるし、母のフラストレーションは消えるし、母にとってはいい事しかないんじゃないかと思う。

死んだら喜んで愛してくれるのかなぁと、昔から切実に考えていた。死んでほしくて罵っていたのかもしれない。なのに私はまた気づかずに生きてしまっているのかも。そういうところがかわいくないのかな。

ままが笑ってる顔が好き。と息子に言われた。

母に対してそんな事思った事がない。そういえば、母が笑ってる顔思い出せない。あの人は笑わないのかもしれない。私が笑顔すら奪ったのかも。

寝ている息子の匂いを嗅ぐと落ち着く。手を握るとあったかい。ふわふわの手。大好き。かわいい。なんだか、ごめんね。

ごめんね。ままがママでごめんね。