落ちるまで落ちた事のある私だからわかる事
気分が塞ぐ時を落ちると表現するなら、私はどん底まで落ちた事がある。
それは8年前、鬱病を発症した時。
だから今は大丈夫だと思う。
落ち着いて冷静に病院に通っているし、時々まだ苦しくなるけど少しづつ慣れてきたし。
インナーチャイルドを癒すっていうのも試みたりと、随分前向きになったなぁ、と自分では思う。
落ちるとこまで落ちたら、後は上がるだけ、なんていうけど、それは少し違う。
またいつそこまで落ちて行くかの恐怖。落ちた先の深さや暗さを知っているから、落ちたくなくて無理して踏ん張ってもがく苦悩。
そういうの、落ちない人にはきっと分からない。
底からすぐには上がれない人だっている。
何度も落ちてしまう人もいる。
私みたいに、落ちないように踏ん張ってるひとも。
不安が心の大半を占めているから落ちるんだ。
安心して育ってきた人達は落ちない気がする。
今日が不安。明日も不安。
安心なんてどこにもなかった。
今は少し安心がある。それは他人に依存する事ではなく、自分が自分の人生を歩んでいるっていう安心感。
そんなもの、本来当たり前なのかもしれないけど、私には新しかった。
まだ落ちない自信はない。
でもなんか、行ける気がする。