さよならはやっぱり心に穴が空く。
今日も一緒に仕事した。昨日あんな話をしたから、恥ずかしかった。けど、まあ、普通に過ごせた。
こうやって何回も離れる宣言してきた。都度、なんとなく50に戻ってた。
0が永遠の別れなら、100ってなに?結婚じゃなくても良かったんだ。
50は、付き合ってもいない変な感じ。お互い好きだと思ってるけど、仲がいいだけ。
私はもう、50さえ、所有できなくなった。一人占めしたかった。ずっと。私のにしたかった。
きっと勇気があったらできたんだ。勇気がなかった。私ごときが、恋とか夢見てバカみたい。
あー、この人一緒に年取ってね、ケンカして仲直りして、そうやって死んで行くのって、普通の幸せなんだなあ。とか。
家族になれたら、きっとくだらない事が楽しくなって、小さい喧嘩とか、意地もなくできるんだなあ。とか。
少し時々、思う存分寄り掛かって、安心して休みたいなあ。とか。
もう、夢見ない。
周りからも夫婦のようだと言われて、そうなれたらって思ったりもしたけど、そうはなれなかったから。
なんか母親としてどーしよーもないなって。母親なのに、女になろうとした。あさはか。
時々、急にぼたぼた涙出てくるのね。さみしいよ、さみしいよって聞こえるなあ。誰の声かな?頭おかしい人みたい。
笑わなきゃ。笑ってれば誰にも心配掛けないからね。
左目から涙がでる。右は出ない。変なの。
後で、手紙書くつもりで言いたかった事書こう。それで終わりにしよう。6年間ありがとうってやつ。そんで、母親に専念する。
ごめんなさい。みんなごめんなさい。私が不十分でごめんなさい。
きちんと、幕引きます。