うそ、ほんと、日常。

なんかいろいろ失敗だらけの私の日常。

知らないまま過ごしたから、今更何にも出来ない事

知っていれば、今が違うものになったかもしれないけど、知らないで過ごしたから、変えたいなら自分が変わるしかないと思う。

私は、父が苦手だった。上手く言えないけど、子供の頃は家族なのに人見知りしていた。

世代的に、父は家族より仕事の団塊の世代で、日本経済を支えた純サラリーマン。

子供の頃は、一緒に住んでいるのに日曜日に時々いる人だと本当に思ってた。

今思えば、出張、残業、接待など、父も私達の為に一生懸命働いてたんだと思う。

手を繋ぎたかったのに、接し方が分からなくて、手を出したり引っ込めたりして、手を繋ごうって言えば、Miycoだって繋いだのにバカだよね。

ってこの間初めて姉に言われた。2人で両親の話をしていた時。

どっちの老後なら見れる?って冗談混じりの話をしていて、私は、どっちも同じ。姉は断然父だと言った。

私は、父も母も一緒に暮らしていて、どっちも面倒だと思っている。でも母とは毎日会話をするけど、今や定年した父とは顔も合わさないし、会っても話さない。

私の事苦手なんだと思ってた。

違うよ、むかしから、お父さんはあんたの事が可愛くて可愛くて仕方なかったんだよ。だから、仕事行く時間と登校時間合わせて、一緒に行くのに、お母さんがベランダから見送ってるといつもいつも、お父さんが上手くてを繋げなくてバカみたいって言ってたの。

手を繋ごうって言えば繋ぐのに、やだって言われるのが怖くて手が出せないのよって。

今更そんな事知っても、繋げなかった手は今も宙を彷徨ったまま。

あの時私は父に手を繋がれたらどうしたかなんて、今更分からない。

愛情表現が下手だなんて最近知った事だ。

もう、子供に戻って手を繋ぐ事は出来ない。可愛がられる事も、甘える事も、もうできない。

ただ、私は、思ったよりキチンと愛されてたし、今も守られてるんだって実感した。

だけど、今更、私にできる事はないから、もっと年取って、一人で歩くの大変になったら、今度は私から手を繋ごうと思うよ。